人気ブログランキング | 話題のタグを見る

阿修羅掲示板の投稿の中でこれはと思ったものを転載します。


by wayakucha

民主党小沢一郎代表の裏切り

カテゴリー「経済・政治・国際」の54件の記事
2007年11月21日 (水)
早わかりテロ特措法
テロ特措法のビラ、「早わかりテロ特措法」を作りました。リンクをクリックしてPDFをダウンロードできます。


民主党小沢一郎代表の裏切りは、民主党による政権交代が必ずしも平和憲法を守る手だてにはならないことを私に思い知らせてくれました。それどころかもし彼の野望が日の目を見ていたら、今頃は自衛隊を海外に派遣する恒久法の成立が時間の問題になっていたでしょう。国連の指揮下であろうと無かろうと自衛隊が海外で戦闘を始めたらもう憲法9条は有名無実となってしまいます。

改憲を目論む人たちは今までも既成事実を積み重ねることによって、じわじわと憲法を貶めてきました。だからこそテロ特措法の存廃は今後の改憲の流れに大きな影響を与えると思います。しかるに各種世論調査で賛成の人が4割前後もいることにとても心配しています。もちろん態度を決めかねている人たちもまだ多いのですが、世論調査の度にじりじりと賛成派が増えてきているような気がします。


これには「国際貢献」だの「世界から評価されている」だの「国益」だのという政府・与党の宣伝がある程度効果を上げているのではないかと思います。先日も自民党の伊吹文明幹事長がテレビで「給油活動は国際的に高い評価を受けており、それを続ける事で他の国からも尊敬される云々」の発言をしていましたが、このような詭弁に影響を受けて”何となく賛成”という人が多いのではないでしょうか。


何故詭弁かというと、戦争をしながらの「国際貢献」などあり得ないと思うからです。”貢献”しているのは親分の国に対してであり、”評価”を受けているのも親分の国からです。戦争の相手や戦場になっている国にとっては憎悪と復讐の対象でしかないでしょう。「国益」にしたって財政危機に瀕して、医療費や年金を削られ、消費税の値上げを脅されている庶民にとっては、血税を湯水のように使われる米艦への給油活動は”国益”どころか”苦役”でしかありません。

このようなテロ特措法の実態を知ったらもっと反対する人が増えるのではと考え、「早わかりテロ特措法」というビラを作りました。どうぞ御利用下さい。


ビラにも書きましたが、平和国家日本が戦後営々として作り出してきた製品や文化こそ真の「国際貢献」だと私は思っています。質の高い日本製の車や家電品は世界中の人の役に立ち、間違いなく”国際的な評価”を受けていますし、アニメやマンガは今や世界中の人々を楽しませています。テロ特措法のような”国際貢献”はまやかしです。



ビラをダウンロードする。


2007年11月21日 (水) 経済・政治・国際
| 固定リンク | コメント (9) | トラックバック (19)

2007年11月10日 (土)
みんなを騙すためだったん?

私が「小沢一郎に騙された!」と言うと、かみさんから「あの全国行脚はみんなを騙すためだったん?(原語のまま)」との返事。政治関連の話題に疎い妻にもあの地方まわりの全国行脚は印象深かったようです。

毎日のつましい生活がいつの間にか苦しくなり、気がつくと将来の展望も見いだせなくなってしまったことに、この国の少なからぬ人々が気付き始めています。金まみれの醜い姿を厚化粧と下品なブランド物で包み隠した”東京”をテレビのモニター越しに見ながら、私たちは大きな違和感を覚え始めています。そんな時、飾らぬ姿で山間地を遊説して回る小沢さんの映像を見て、この人なら地方の惨状をわかってくれる、生活を第一に考えてくれると考えて参院選の一票を投じた人も多いはずです。

その”東京”発のテレビから、ひがな放出される文字通りの”笑”気ガスに思考力を麻痺させられながらも、この国がアメリカに盲従した果てに遠い異国でアメリカのために戦わされようとしていることにそこはかとない不安を感じていた人々も、テロ特措法へ反旗を翻した小沢さんに胸のすく思いを抱いたはずです。アメリカに楯突く小沢さんの身の安全を心配した人も少なくなかったでしょう。


それが何で”大連立”なんでしょう。それは政治家には権謀術数が必要なこともあるかも知れませんが、何よりも大切なことはやはり信用だと思います。信頼できない政治家に誰が付いていくでしょうか。何で翼賛政治を持ちかけ、そのためには今の小選挙区制度(良い悪いは別にしてですが…)もまた変えてしまえと平気で持ちかけるような男の口車に簡単に乗ってしまうのでしょうか。

百万言を費やしてもやはり今度のことは「裏切り」以外の何物でもないと思います。小沢さん、やっぱりあの全国行脚は私たちを騙すためだったんですか?


2007年11月10日 (土) 経済・政治・国際
| 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (3)

2007年10月 1日 (月)
小ささ政府、大きな軍隊

ミャンマーで反政府デモ鎮圧を取材していた映像ジャーナリストの長井健司さんが、治安部隊の兵士に射殺された事件は、生々しい動画を目にして本当に衝撃でした。丸腰の市民にいともたやすく発砲する、”暴力装置”としての軍隊の本性を見せつけられた思いです。

軍隊とは他国や国内の反対分子を有無を言わさずねじ伏せようとするときに使われる権力の暴力装置そのものです。その証拠に命令さえ下れば自国民であろうと平気で銃を向け戦車で踏みにじります。天安門事件然り、光州事件然りです。一人一人の兵士を非難しているのではありません。軍隊というものの性質上そうならざるを得ないのです。


軍隊は軍事機密を錦の御旗に人々の口を塞ぎ、平気で国民を欺き、さらには反対分子をスパイ扱いします。そのため沖縄ではかつて多くの人々が自決を迫られ、今はと言えば米軍基地に反対する人々が自国の軍隊に監視されています。国民を欺いて高価な燃料を湯水の如く他国を攻撃する米軍の艦船に違法に給油し続けたり、戦闘にわざと巻き込まれて自衛権を行使しようなどと企んだりします。

軍隊は途方もなくお金がかかります。お金をかけてもかけても張り合っている相手も同じようにお金をかけるので、いくらかけてもひとつも安心できません。かければかけるほど緊張は高まり、安心は遠のきます。お金をかければかけるほど皆が安心できるようになる医療や福祉や公共事業は最近は小さな政府が良いんだとかで、悪者扱いです。

小さな政府、大きな軍隊、こんな国にはなりたくないものです。



2007年10月 1日 (月) 経済・政治・国際
| 固定リンク | コメント (20) | トラックバック (15)
by wayakucha | 2008-01-06 19:23 | 小沢一郎