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by wayakucha

カテゴリ:裁判員制度( 1 )

社説[裁判員報道指針]「真実」伝える機軸として【沖縄タイムス】
http://www.asyura2.com/08/senkyo46/msg/293.html
投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 1 月 20 日 18:42:14: YdRawkln5F9XQ


【沖縄タイムス】
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20080120.html

社説(2008年1月20日朝刊)

[裁判員報道指針]

「真実」伝える機軸として

 来年五月までに導入される裁判員制度を前に、日本新聞協会は「裁判員制度開始にあたっての取材・報道指針」を公表した。
 裁判員制度は、殺人や放火などの重大な刑事事件に一般人が参加し、裁判官とともに審理して有罪か無罪かを判断する新しい制度だ。

 死刑を含む量刑を一般市民が判定するのだから、捜査段階で裁判員になる人が報道による予断を持っていたのでは公正、公平な裁判はできないのではないか。そのような懸念に応えるために新聞協会がまとめた。

 注目してもらいたいのは、「公正な裁判と報道の自由の調和を図り、国民の知る権利に応えていく」ことを指針の柱に据えていることだ。

 その上で(1)被疑者の供述内容(2)対人関係や経歴(3)識者コメント―などを報ずる際に被疑者が犯人であるという印象を読者や裁判員にもたれないよう配慮していくことも確認した。

 憲法は公正な裁判を保障するとともに報道の自由も保障している。だが、この問題では、裁判の公正を妨げるとして事件報道を規制しようとする動きがあった。

 これに対し、私たちは表現・報道の自由を侵害し、民主主義社会の発展に逆行するものとして異を唱えてきた。

 事件報道でも、私たちはこれまで客観的事実を多角的に掘り下げ、正確に伝えるとともに被疑者の人権に配慮して公正に報道するよう注意してきた。

 事件を細かく取材し報道することは事件の真相解明につながる。同時に社会不安を解消し、再発防止にも役立つと考えてきたからだ。

 法規制に反対した理由は捜査が適正に行われているか監視し、裁判についても同様の目でチェックしていく役割があるからにほかならない。報道指針はそのための機軸になる。

 この姿勢は公器である新聞の使命として培ってきたものであり、裁判員制度が始まっても変わらずに実行していこうと思う。

 指針が指摘するように「公正な裁判はメディアの取り組みのみによって保障されるものではない」。

 裁判官や検察官、弁護人の法廷活動に加えて新たに裁判員もその一翼を担うことになるのであればなおさらだ。

 制度導入は一年余に迫ったが、裁判員について国民の間に十分浸透しているとは言い難い。

 裁判員が予断と偏見を持たず、証拠に基づいた判断ができるようにするために求められるのは何か。新聞も自らの検証を怠ってはならないが、法曹界が解決すべき課題もまた多い。


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by wayakucha | 2008-01-20 18:43 | 裁判員制度