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阿修羅掲示板の投稿の中でこれはと思ったものを転載します。


by wayakucha

【関連】灯油高けりゃまきストーブ 北海道もてもて【東京新聞】

【関連】灯油高けりゃまきストーブ 北海道もてもて【東京新聞】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007120102068920.html
2007年12月1日 夕刊

ガソリンスタンドに表示された灯油の価格=1日午前、札幌市で


 灯油価格の大幅アップで一リットル当たり百円を超す地区も出てきた北海道。本格的な冬を控え、家計への影響を最小限にとどめようと、この冬「まき」に注目が集まっている。 

 オホーツク海に近く厳しい寒さで知られる北海道北見市のホームセンター「ダイゼン」によると、今シーズンは木材を燃料に使うまきストーブの売れ行きが好調で、これまでに鋳物製が二十台以上、鉄製が六十台以上売れたという。

 生活協同組合コープさっぽろ(札幌市西区)は、北見地区での灯油の販売価格を一日から一リットル当たり十七円値上げし九十八円に改定。ダイゼンの担当者は「まきがただ同然で手に入る地域性もあるが、灯油高の影響も大きいのでは」とみている。一方、ダムに流れ着いた流木を二〇〇三年から毎年秋、希望者に無料配布している石狩川開発建設部滝里ダム管理所(芦別市)には今年、延べ約三百二十人が訪れ、約五百五十立方メートルの流木を持ち帰った。

「はんてんで寒さしのぐ」 北国の消費者悲鳴
 石油製品の卸価格が一斉に引き上げられた一日、灯油の需要が増す北国では「少々の寒さならはんてんでしのぐ」など切実な声が聞かれた一方、前日には、駆け込みで灯油を求める客が小売店に押し掛けた。

 青森市の灯油小売店では一日、税込みで一缶(十八リットル)当たり七十六円引き上げ、千七百三十二円になった。近所に住む主婦(61)は「ストーブの温度を下げたり、昼間はなるべくつけないようにしている。少々の寒さならはんてんでしのいできた。これからさらに節約しないといけなくなる」とあきらめ顔。

 石川県白山市の配達専門の灯油販売店は、これまで十八リットル当たり千六百六十三円で販売していたが、週明けから九十五円程度の値上げを予定。

 台所の給湯器や風呂の湯沸かし器にも灯油を使っている配達先の主婦(43)は「風呂に入らないわけにもいかない。電気ストーブを買って節約します」と話した。

 札幌市のガソリンスタンドは十一月三十日、灯油を求める人たちの長い列ができた。百五十リットルをまとめ買いした同市白石区の自営業宮腰憲治さん(57)は「普段は配達してもらっているが、手数料がもったいなくて買いに来た」と切実だ。

 仙台市泉区のホームセンターにも同日、多数の客が押し掛けた。「家中のポリ容器をかき集めて来た。生活へのしわ寄せは大きい」と同区の男性(67)。省エネ対策としてポリエチレン製の窓ガラス用断熱材も大人気で、同店では昨年の同時期よりも売り上げが四割アップしているという。
by wayakucha | 2007-12-01 14:15